研究課題/領域番号 |
18K13325
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
桑原 絢也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70813096)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心理療法 / ACT / 慢性めまい / PPPD / fMRI |
研究成果の概要 |
2018年度より本研究の準備を進めながら、慢性めまいに対するACT集団プログラムのパイロット研究のデータ解析を行い、英文雑誌に論文を発表した。2020年よりCOVID-19の流行が始まり、感染拡大防止のため本研究の実施を延期せざるを得なかった。2021年10月に同プログラムの無作為化比較試験が終了し、現在論文の投稿準備中である。その後COVID-19の流行が落ち着いたため、2022年1月よりリクルートを開始したが、直後にオミクロン株が流行し、再び本研究を中断せざるを得なかった。同年12月に研究協力者が所属機関を退職したため、現在、研究協力者が新しい所属機関にて本研究の実施に向けて準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性めまいは神経質傾向や特性不安などの心理学的要因が病態に関与するにもかかわらず、心理学的要因の神経基盤は未解明である。その研究が困難だったのは、過去に十分な効果を示す心理学的介入が存在しなかったことが一因である。慢性めまいに対するACT集団プログラムのパイロット研究の結果を論文発表し、本プログラムの長期的効果が示唆される結果を示し、2021年10月には同プログラムの無作為化比較試験が終了し、有意差のある効果を認め、現在、論文の投稿準備中である。同プログラムの前後でfunctional MRI検査を施行することで、世界初の慢性めまいの心理学的要因の神経基盤を解明できることが示唆される。
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