研究課題/領域番号 |
18K13334
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 中京大学 (2023) 名古屋学芸大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
浜田 恵 中京大学, 心理学部, 准教授 (00735079)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 性別違和感 / 小中学生 / 心理社会的不適応 / 一般小中学生 |
研究成果の概要 |
小中学生を対象として、性別違和感とメンタルヘルスや心理社会的不適応との関連、性別違和感が小学校高学年から中学生の時間的安定性を明らかにした。ある自治体の全小中学校に在籍する小中学生約5,000名を対象に年に1回、質問紙調査を行った。性別違和感、メンタルヘルス(抑うつと攻撃性)、友人関係・家族・教師・学業に関するストレスを調査した。性別違和感の安定性については、3つのコホートから得られた6年間の縦断調査のデータ約2,000名を用いて、絶対的安定性と相対的安定性という二つの観点から検討した。小学生から中学生にかけて性別違和感の安定性が高くなっていくこと、男子よりも女子で安定性が高いことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では一般の小中学生について大規模なサンプルを対象に性別違和感の存在を明らかにした研究は見られないため,本研究は日本の性別違和感のある児童生徒に関する基礎的なデータとなり得る。さらに、子どもの性別違和感の安定性について,一般児童生徒を対象として大規模かつ縦断的に複数コホートを検証した研究は,国内外を通して見られず,本研究は子どもの発達過程における性別違和感に関する新たな知見を提供するものである。
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