研究課題/領域番号 |
18K13336
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
岡本 悠 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 心理療法士 (70800605)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高照度光療法 / 認知症 / 認知症ケアチーム / 行動・心理症状 |
研究実績の概要 |
本研究は、「認知症ケアチーム」(以下、チーム)の活動の一環として、総合病院に入院している認知症患者を対象に、認知症に伴うせん妄や行動・心理症状の改善のための介入法の1つである「高照度光療法」を行い、その効果を明らかにしようとするものである。 「高照度光療法」に使用する器材として、照度や照射距離の安定性に優れた(株)電信社製の器具「ルーチェグラス」、(株)すこやかメディカル社製の高照度LED照明器「バルケー2」を採用することを計画した。効果を明らかにするために、対象となる患者を、チームの標準的な対応に加え、「ルーチェグラス」による「高照度光療法」を行うグループ、チームの標準的な対応に加え、「バルケー2」による「高照度光療法」を行うグループ、チームの標準的な対応のみを行うグループの3グループにランダムに分け、グループ間の比較を行うことを計画した。 2018年度は、チームが対象としている患者の社会的背景や、入院中に生じた行動・心理症状や病棟からの依頼内容などの実態把握を目的とした研究を行った。その結果、大半のケースは、入院前から何らかの要介護認定を受けていたことが示された。また、一人暮らし等の理由により、入院前の生活の状況や病歴が必ずしも明らかでないケースが一定数存在していることも明らかとなった。また、入院中に、夜間眠れず、日中うとうとしてしまうという生活リズムの問題や、治療の必要性が理解できず、混乱してしまったり、時としてその混乱から暴言・暴力に至ってしまったりするといった行動・心理上の問題が病棟内で頻出している現状を明らかにした。 以上の研究の成果は、2018年11月に開催された第31回総合病院精神医学会においてポスター発表の形式で公表した。
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