研究課題/領域番号 |
18K13337
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2018, 2022-2023) 慶應義塾大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
加藤 典子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 外来研究員 (90741421)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 認知行動療法 / 集団認知行動療法 / 統一プロトコル / うつ病 / 不安症 / 強迫症 / 集団療法 / 診断横断的認知行動療法 |
研究実績の概要 |
本研究は「不安とうつに対する統一プロトコルによる集団認知行動療法の実施可能性と有効性の検討(若手研究B: 15K17319)」を発展させ、ランダム化比較試験によって統一プロトコル集団版の有効性の検証を行うことを目的とする。 2018年度と2019年度には、2017年に米国で出版された統一プロトコルの患者用ワークブックおよびセラピストガイドの第2版に合わせて、予備試験で作成したマニュアルおよびマテリアルの改訂作業を行なった。また、2019年には、9th World Congressof Behavioural & Cognitive Therapiesで、予備試験の成果報告と米国・デンマークで実施された先行研究についての情報収集を行った。2019年度後半から2020年度前半は、研究代表者の産前産後休暇と育児休業の取得に伴い研究を中断した。 2020年度後半から2021年度は、COVID-19の感染拡大により集団療法の対面実施が困難になったため、オンラインによる介入実施を計画して、その課題や安全対策について検討したが、個人情報漏洩に関するリスク管理の難しさや世界的な感染対策の緩和を考慮して、対面介入による臨床試験の準備を再開した。 2022年度は、ボストン大学のFarchione博士とコペンハーゲン大学のArnfred博士から、COVID-19の感染防止対策も含めて統一プロトコルによる認知行動療法に関する新たな知見について情報提供を受けた。さらに、統一プロトコルの集団療法に関する先行研究のレビューを開始して、第22回日本認知療法・認知行動療法学会でその成果を公表した。 2023年度は、先行研究のレビューを継続して、レビュー論文の執筆を開始した。また、レビューから得られた知見について、第6回日本うつ病リワーク協会年次大会および日本心理臨床学会第42回大会で成果公表を行った。加えて、統一プロトコルの患者用ワークブックおよびセラピストガイドの第2版の翻訳書の監訳作業を完了した。
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