研究課題/領域番号 |
18K13355
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2019-2020) 帝京大学 (2018) |
研究代表者 |
中島 俊 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 室長 (10617971)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 臨床心理学 / 睡眠 / 心理療法 / 病態解明 / 認知行動療法 / 遠隔心理療法 / 行動医学 / 就学前幼児 / 睡眠障害 / 発達 |
研究成果の概要 |
本研究では、不眠症の病態の解明と心理療法の有効性を検証するために、さまざまな年齢層を対象に研究を実施した。①大学生を対象とした研究では、不眠が早期適応的スキーマと関連することを明らかにした。②就学前幼児を抱える養育者を対象とした研究では、子どもの睡眠は養育者の不眠は関連しない一方、養育者の抑うつや日中の眠気と関連することを明らかにした。③夜型の問題に対して心理療法の一つである認知行動療法が有効であるか検討した研究では、認知行動療法実施後に起床時刻と就寝時刻が早くなり、入眠までに要する時間が改善されたことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで不眠症の病態解明研究で注目されていなかった発達的な観点から、心理・生理・社会的な要因の検討を実施した。その結果、不眠の病態は年齢や家族役割によって関連する要因が異なることが明らかにされた。これら研究成果は世界的にみても貴重なものであり、現在、国際誌への投稿のために論文を執筆している。
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