研究課題/領域番号 |
18K13360
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
越川 陽介 関西医科大学, 医学部, 研究員 (70807156)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フォーカシング / QOL / パーソナルリカバリー / うつ病 / フォーカシング的態度 / FMS / EXPスケール / パーソナリティ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、フォーカシングがうつ病患者におけるパーソナルリカバリーに有用かどうかを検討するための探索的研究である。フォーカシングは今自分が感じていることを言語化し、それが実際に感じている体験と合っているかを吟味しながら進めていく心理療法である。パーソナルリカバリーは病気に制限されながらも希望を持ち充実した生活を送ることができる状態である。本結果では、うつ病患者において健常者と比較しフォーカシング的態度やパーソナルリカバリーが低い傾向が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまで明らかにされていなかったうつ病患者のフォーカシング的態度と主観的QOLやパーソナルリカバリーとの関連を健常者との比較した点になる。パーソナルリカバリーは近年注目されている概念ではあるが、パーソナルリカバリーへのアプローチについては十分検討されてこなかった。本研究の成果はうつ病のQOLやパーソナルリカバリーの改善にフォーカシングが有効かどうかを検討するための基盤として位置付けられ、フォーカシングの精神科領域での臨床応用の一助となったと考えられる。
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