研究課題/領域番号 |
18K13363
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
上田 奈津貴 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, リサーチフェロー (50807922)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 時間知覚 / 知覚推論 / 精神疾患 / 統計モデル / 統合失調症 / トゥレット症候群 / 知覚学習 / 時間感覚 / 陰性症状 / 認知機能 / 感覚推定 / 学習支援 / 注意機能 / 就業支援 |
研究成果の概要 |
本研究は,統合失調症における時間知覚の変化を明らかにすることを目的とした.本研究ではまず統合失調症やトゥレット症候群等の神経疾患において心理的時間に関連するドーパミン神経の変化がみられることに着目し, それらの疾患による心理的時間の変化を明らかにした.また,精神疾患症状が知覚推論における予測に対する異常な重みづけに関連するという仮説にもとづき,統合失調症患者の知覚推論における方略の変化を行動実験によって明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神疾患における知覚の変化については古くから報告されているものの未だ不明な点が多く,治療標的は未だ不明な点が多い.本研究により,統合失調症の時間知覚における認知的方略の変化を明らかにしたことは精神疾患症状の発生メカニズムの解明に寄与するものであると考える.
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