研究課題/領域番号 |
18K13380
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
兎田 幸司 早稲田大学, 高等研究所, 講師(任期付) (60794948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 意識 / 時間 / 学習 / 条件づけ / マウス / 齧歯類 / 学習・記憶 |
研究実績の概要 |
本研究計画では、動物の認知や学習に関する実験心理学的・神経生物学的な比較研究を通して、ヒトを含めた動物の意識に迫るというのが当初の目的であった。国際共同研究加速基金(B)への採用に伴って、こちらの若手研究については、わずか半年で終了という経緯になった。今後、本研究計画での目的は、新しく採用された予算などにおいて、より拡大し、発展した形で継続していくことになる。半年間という短い期間ではあったが、若手研究の研究費による支援によって、早稲田大学や共同研究先機関において、齧歯類の独自の行動実験設備を構築することができた。その成果は、早稲田大学の学部生である松尾友貴さんや、慶應義塾大学のポスドクである藤巻峻さん、同じく慶應義塾大学の学部生である盛田一孝さんらの献身的な努力によって大いに助けられ、日本動物心理学会において2件のポスター発表を行うことができた。そこでは、自分たちで構築した頭部固定によるパヴロフ型条件づけ課題を用いて、動物の時間認識やその学習を調べるための実験系について報告することができた。こうした行動実験の基盤をもとに、神経生物学的な操作・計測技術の樹立にも着手することができ、現在も、オプトジェネティクスをはじめとした神経生物学的な技術や、画像解析による行動の精緻な解析を、実験心理学へと導入させているところである。それだけでなく、生理学研究所での分野横断型のシンポジウムや、関西学院大学応用心理科学研究センターなどで遂行中の研究成果を交えた内容について講演を行った。若手研究者の研究基盤の整備という意味でも、若手研究者による、さらに若い学生たちとの共同研究という意味でも、ある程度の実績をあげることができたと思っている。この支援によって生み出された可能性を糧に、今後も、精力的に研究に取り組んでいきたい。
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