研究課題/領域番号 |
18K13467
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分13010:数理物理および物性基礎関連
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研究機関 | 国立情報学研究所 (2022) 東京大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
添田 彬仁 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 准教授 (70707653)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 量子情報 / 量子情報(理論) / 量子アルゴリズム / 量子計算 |
研究成果の概要 |
量子計算機を、外部から操作可能な量子系と見なす場合、元から存在するダイナミクスを目的とする時間発展に変更する必要が生じる。また、元のダイナミクスにたいして完全なる知識を所持しない状況でダイナミクスを変更する場合や、ダイナミクスごとに操作方法を変更するコストを削減したい場合に存在する課題を解決する必要があるが、我々の研究成果はそのような状況下において、変更対象となる元のダイナミクスがユニタリ時間発展として見做せる場合(多くの量子計算機に応用が検討されている量子系においては妥当な仮定である)において、元のダイナミクスを複数回利用するという新しい観点より量子アルゴリズムを研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子計算は現在、多くの分野で大きな影響を持つと予想されている。新たな量子計算の手法が開発されれば、問題解決に向けた新しい道筋を提供する可能性がある。当研究は量子計算の領域で新しい視点を提供している。研究の結果として提出された新しい視点は、量子ダイナミクスの利用について、特に元のダイナミクスがユニタリ時間発展として見做せる場合についての理解を深める。これは、量子計算機を外部から効率的に操作する方法を理解するために重要なステップであり、量子計算の能力を最大限に引き出すための新しい手法を提供する可能性がある。
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