研究課題/領域番号 |
18K13485
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
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研究機関 | 埼玉大学 (2019-2021) 東京理科大学 (2018) |
研究代表者 |
清水 麻希 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (80748690)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ナノチューブ / NVセンタ / 量子 / ダイヤモンド / カーボンナノチューブ / NVセンター |
研究成果の概要 |
ダイヤモンド中の窒素空孔センタ(NVセンタ)は量子情報素子や磁気センサの有望な候補となっている.NVセンタのスピン状態の読み出しは光によるものがほとんどであるが電流検出等に向けてNVセンタのもつ情報をカーボンナノチューブ(CNT)に移すエネルギー移動が起こるのかどうかの検証を行った。石英基板上と石英基板上に形成したCNT薄膜上でNVセンタを含むナノダイヤモ石英基板上での単一ダイヤモンドNVセンタの蛍光強度は10~18 kcps,蛍光寿命は8~10ns程度となった。CNT薄膜上ではCNTの発光のため値を見積もることができていない。また、CNTの物性計測をNVセンタで行う実験にも取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の当初の目的は達成されていないが、フィルター等を用い、計測の障害になっているCNTの発光を取り除くことにより再度計測を行いエネルギー移動の実証を行いたい。また、NVセンタによるCNTの物性計測に関しては順調に要素技術が達成されているため、引き続き計測を行って物性を明らかにしたい。
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