研究課題/領域番号 |
18K13522
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分14010:プラズマ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2019) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
小島 完興 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, 研究員(任常) (40815156)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | レーザープラズマ相互作用 / 高強度レーザー / レーザーホールボーリング / 光圧 / レーザーイオン加速 / 相対論的電子 / プラズマ |
研究成果の概要 |
高強度レーザーをプラズマに照射すると電子やイオンが加速されます。このレーザー加速器は、従来の加速器よりも高いピーク強度を有するビームを生成できる点が注目され、世界中で研究されています。加速エネルギーの向上のために、レーザーの高強度化が競われていますが、その結果として装置への負荷が大きくなっています。我々はレーザーを長時間照射することで、レーザーの強度を上げずに装置負荷を低減しつつ、加速エネルギーが向上することを発見しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いたLFEXレーザーは、2018年にノーベル物理学賞を受賞したチャープパルス増幅法を利用し、地上で最も眩しい光を発射する実験装置の一つです。本研究ではこの高強度レーザーを物質に照射し続けることで、プラズマ中にキロ・テスラ3級の磁場を突発的に発生させ、レーザーによる電子加速の効率を4倍以上に増大させることに成功しました。本研究は、レーザー核融合エネルギーの実現に貢献すると共に、小型医療用粒子線加速器などへの応用も期待されます。
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