研究課題/領域番号 |
18K13558
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2022) 東京大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
茅根 裕司 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 量子場計測システム国際拠点, 特任助教 (90649675)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 宇宙論 / 観測 / 宇宙マイクロ波背景放射 / 偏光 / データ解析 / 重力波 / インフレーション / CMB / マイクロ波 / マイクロ波観測 / ハイパフォーマンスコンピューティング / ビックデータ / 装置開発 / 構造形成 / 観測的宇宙論 / 原始重力波 / ビッグデータ / 重力レンズ |
研究成果の概要 |
ビッグバン宇宙論が確かになった現在、「その先」を説明するインフレーション理論の検証が現代宇宙論に於ける最大の課題の一つである。私の研究の目的は、インフレーションの際に生成される原始重力波を検出することである。これを実現する最善の方法は、原始重力波による時空の歪みによって宇宙マイクロ波背景放射(CMB) の偏光分布に刻まれる特殊な渦パターン、「B モード」を測定することである。本研究では、私のこれまでの研究実績をもとに、将来Bモードの検出の可能性の最も高い実験の一つである次世代実験「Simons Observatory」に向けた解析パイプラインの開発をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代実験であるSimons Observatoryは2023年から観測を始めるため、本研究で解析パイプラインを適応、さらに改善していくのにベストなタイミングである。将来、このパイプラインを使用して原始重力波が観測できれば、インフレーションの証拠、ひいては宇宙開闢の瞬間を観測することと同義であるため、その学術的・社会的インパクトは計り知れないと言える。
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