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超高精度での反電子ニュートリノ観測を可能にする有機液体TPCの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K13560
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
研究機関東京大学

研究代表者

中島 康博  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (80792704)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードニュートリノ / TPC / 有機液体 / 有機液体TPC / 反ニュートリノ / 反ニュートリノ測定
研究成果の概要

反電子ニュートリノの超高精度測定のための有機液体を媒質とするTime Projection Chamber (TPC)の開発を目指し、媒質の候補の1つである2,2,4-トリメチルペンタンについて、その電離電子検出性能と発光特性を、本研究で製作した装置を用いて評価した。
電離電子検出性能については、信号をDC電流として観測することに成功した。パルス信号については有意な信号は確認できなかったが、より改善した測定のためのノイズ除去の指針や温度・圧力の制御の必要性などの知見を得ることが出来た。発光性能については、チェレンコフ発光は期待通り測定出来たが、シンチレーション発光は殆ど存在しないことが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、既存の大型ニュートリノ検出器の性能を大きく上回る、有機液体を媒質として用いた新型ニュートリノ検出器の開発を目指している。完成すれば、過去の超新星爆発により生成されたニュートリノの観測による宇宙の元素合成の歴史の解明、原子炉ニュートリノの高精度観測など様々な応用が見込まれる。本研究では、その原理検証のために、候補となる有機液体の基礎特性の評価を行なった。これは、今後この原理を用いた検出器を開発する上での基礎となるものである。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測のための有機液体TPCの開発2021

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      日本物理学会 第77回年次大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測のための有機液体TPCの開発2021

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      日本物理学会 第76回年次大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測のための有機液体TPCの開発2019

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      日本物理学会 2019年秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測のための有機液体TPCの開発2019

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      マイクロパターンガス検出器 (MPGD) &アクティブ媒質TPC合同研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測の ための有機液体TPCの開発2019

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      日本物理学会 第74会年次大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 高精度反ニュートリノ観測の ための有機液体TPCの開発2019

    • 著者名/発表者名
      中島 康博
    • 学会等名
      アクティブ媒質TPC座談会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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