研究課題/領域番号 |
18K13592
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
秦 和弘 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 助教 (60724458)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ブラックホール / 超長基線電波干渉計(VLBI) / 活動銀河核 / 相対論的ジェット / 電波天文学 / 超長基線電波干渉計(VLBI) |
研究実績の概要 |
活動銀河中心核における相対論的ジェットの生成・加速・収束機構の解明は天文学における重要課題である。本研究では、1mm帯国際VLBI観測網(EHT)による根元の超高解像度観測と、東アジアVLBIネットワーク(EAVN)による下流の高頻度モニターを組合せることで、世界に先駆けてジェット加速領域の観測的解明を試みる。そのために、M87をはじめとする近傍の重要ジェット天体を精力的に観測する。そして研究代表者がこれまでに明らかにした収束領域の観測結果と今回の加速領域の観測結果を結びつけることで、現在最も有力とされるジェット理論「磁場駆動型モデル」の妥当性に決着をつける。
平成30年度前半の目標はM87のEHT及びEAVNにおける観測の着実な実施であったが、無事当初の予定通り観測を行うことができた。EHTについてはあいにく天候条件が悪く質の良いデータは期待できないと思われるが、一方でEAVNについてはKaVAとTianmaに加えウルムチ、日立、高萩、更にはイタリアメディチーナ局も定常的に参加するなど、当初の予定を上回る規模の高品質なEAVNモニター観測を実現することができた。観測データは現在韓国テジョンにて相関処理が行われている最中であり、年度後半からは解析にとりかかる予定である。平成30年10月8日に国際共同研究強化(B)採択による重複制限が発生したため、若手研究は以上を以って辞退する。
研究費はパソコンの購入、本課題関連研究に関する国際学会発表のための旅費(研究代表者及び研究協力者1名)等に使用した。
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