研究課題/領域番号 |
18K13601
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
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研究機関 | 国立天文台 (2020-2023) 東京工業大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
藤井 友香 国立天文台, 科学研究部, 准教授 (20713944)
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研究期間 (年度) |
2019-02-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 系外地球型惑星 / ハビタブルゾーン / 系外惑星 / 惑星大気 / 地球型惑星 / 大気 / アストロバイオロジー / 気候 |
研究成果の概要 |
低質量星のハビタブルゾーンにある(自転と公転が同期している)地球型系外惑星において、大気圧や大気組成に依存した大気構造を3次元大気大循環モデルを用いて計算し、それを踏まえて(a)スペクトル形状の時間依存性を利用する方法、(b)ドップラー効果によるスペクトルの波長のずれを利用する方法、による惑星熱放射中の大気の吸収線(輝線)観測を検討した。これらの方法は、安定的な分光器((b)の場合は高分散分光器)があればトランジットをしていない太陽系近傍の惑星にも適用可能であり、その検出可能性を見積もった。また、バイオシグニチャーとしての揮発性有機物の、低質量星の紫外線下での安定性を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハビタブルゾーンの地球型惑星の中で、暗い低質量星周りのものは、発見や詳細観測に比較的有利であり、詳細観測に期待が高まっている。実際に発見されているターゲットで大気組成や大気圧を変えたときの大気構造を求め、また、検出器のノイズを考慮して大気分子の検出のための観測の条件を求めたことは、JWSTおよびその後の将来計画で想定されている中間赤外線の高感度観測によって惑星表層を制約する可能性を開く。また、バイオシグニチャーと考えられる揮発性有機物の大気中の安定性を系統的に調べたことで、観測しやすい分子の傾向が明らかになった。
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