研究課題/領域番号 |
18K13633
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 (2019-2020) 新潟大学 (2018) |
研究代表者 |
青山 慎之介 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 日本学術振興会特別研究員 (50814232)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 花崗岩 / 四種硫黄同位体 / 沈み込み / 硫黄循環 / 花崗岩類 / 硫黄同位体 / 薄片観察 / 多種硫黄同位体 / アダカイト / 四種硫黄同位体比 / 地球史 |
研究成果の概要 |
沈み込んで表層にリサイクルされる硫黄の起源を探るため、花崗岩に含まれる硫化鉱物の産状を記載するとともに、全岩の四種硫黄同位体比を分析した。観察する限りほとんどの花崗岩試料の硫化鉱物は苦鉄質な鉱物 (黒雲母や角閃石)に包有・隣接しており、初生的な同位体情報を保持すると考えた。多種硫黄同位体分析ではいずれの試料・時代でも0.3‰を超えるような大きな同位体異常は得られなかった。同位体比のバリエーションは全岩元素組成から得られた花崗岩成因論と調和的に解釈することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、沈み込みを通して一部の硫黄が表層にリサイクルされることが明らかとなった。また、このようなリサイクルが地球史を通して起きていたことを示唆する結果を得た。表層にリサイクルされた硫黄は例えばスカルンのような金属資源となる鉱床を生成することが知られており、その形成の大元となるプロセスの一端を明らかにすることができた。
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