研究課題/領域番号 |
18K13649
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分17050:地球生命科学関連
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研究機関 | 公立鳥取環境大学 |
研究代表者 |
徳田 悠希 公立鳥取環境大学, 環境学部, 准教授 (30779765)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | サンゴ / 進化 / 骨格微細構造 / 海洋酸性化 / 深海適応 / 骨格内有機物 / 骨格構造 / アラゴナイト / イシサンゴ / バイオミネラリゼーション |
研究成果の概要 |
現在,海洋酸性化によるイシサンゴ類への影響が問題となっているが,実際には骨格が溶解するような深海環境においても強固な骨格を形成し多様化に成功している.本研究の目的は,これまで無機物質として研究がなされてきたイシサンゴ骨格を,無機物と有機物の複合材料としての観点から再検討し,骨格構造とその機能を深海適応の観点から明らかにすることである.本研究では,これまで無機物質として研究がなされてきたイシサンゴ骨格を,無機物と有機物の複合材料としての観点から再検討し,詳細な骨格構造とその機能を深海適応の観点から明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,これまで無機物質として研究がなされてきたイシサンゴ骨格を,無機物と有機物の複合材料としての観点から再検討し,骨格構造とその機能を深海適応の観点から明らかにした.深海環境は一般に捕食圧が小さく,原始的な生物群の避難所であると考えられているが,実際は深海環境への適応に大きな障壁が存在することを実証し,イシサンゴの深海での多様化に骨格微細構造の進化が重要であることを明らかにした.今後,地球温暖化による深海域の海洋酸性化の拡大に対し,本研究の知見が非常に重要となる.
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