研究課題/領域番号 |
18K13663
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18010:材料力学および機械材料関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
森 直樹 立命館大学, 理工学部, 助教 (00802092)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 非破壊評価 / 超音波 / 接着接合 / ガイド波 / ラップジョイント / 接着界面 / 時空間逆フィルタ / 機械材料・材料力学 / 接着構造 |
研究成果の概要 |
薄肉構造の接着接合部に対する非破壊評価の高度化と高効率化に向けて,構造に沿って伝わる超音波(ガイド波)を用いた健全性評価法の構築に関する研究を行った.薄板の重ね接着部におけるラム波(板を伝わるガイド波)の反射・透過についての検討から,接着部の剛性評価について基礎となる知見を得た.また,重ね接着部に入射するガイド波の振幅増大を目指し,時空間逆フィルタに基づくガイド波の集束法について検討した.この手法により,接着部上の集束位置や集束時の時間波形を制御できることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,ガイド波のみならず縦波などのバルク波が接着接合部で示す反射・透過特性に関しても検討した.これにより,接着部の特性評価におけるモデル化方法についての知見が得られ,ラム波についての検討では透過特性に基づく接着部の特性評価の可能性が示された.また,時空間逆フィルタリング法によって,超音波送信子の個数が少ない場合でも重ね接着部におけるガイド波の集束を確認した.この手法は,接着部に存在する欠陥の検出・評価に応用できると研究代表者は期待している.
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