研究課題/領域番号 |
18K13669
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
内藤 圭史 岐阜大学, 工学部, 助教 (50759339)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | スティック・スリップ / 微細加工 / 微細周期構造 / 構造色プリンティング / スティック・スリップ現象 / 摩擦 / 摩耗 |
研究成果の概要 |
本研究は,研究代表者らが開発した微細加工法(スティック・スリップ(SS)加工法)を活用した簡易・安価かつ描画可能な構造色プリンティング技術の開発を念頭に置き,加工工具に針を用いたSS加工法を確立するために針のSS挙動等を調べたものである.研究の結果,原子間力顕微鏡用マイクロカンチレバーの様に十分に鋭い針を用いたうえで,加工条件を適切に調整することにより,針のSSによるスクラッチラインが構造色を発現することを見出した.また,その過程で,針のSS加工による微細周期構造形成メカニズムを検討し,1つのモデルを提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,原子間力顕微鏡用マイクロカンチレバーの様に十分に鋭い針を用いたうえで,加工条件を適切に調整することにより,針のスティックスリップ(SS)によるスクラッチラインが構造色を発現することを見出した.但し,カンチレバーは取り扱いが難しいうえに高価であり,SS加工装置は基礎研究用のため自由度が低い.そこで,代替手段としてダイヤモンドペンおよびXYプロッタを使用した結果,SS加工による構造色プリンティング(描画)の可能性を見出した.今後,本研究結果を基に,装置や加工条件が最適化されれば,世界初の機械的な構造色プリンタが実現できる可能性がある.
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