研究課題/領域番号 |
18K13670
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
早坂 健宏 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70779917)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 動コンプライアンス / びびり振動 / 旋削 / センサレス / 自動化 / 旋削加工 / 再生びびり振動 / 安定限界 |
研究成果の概要 |
本研究では,動コンプライアンスの自動同定を可能とする革新的スマートターニング技術を開発する.動コンプライアンスはびびり振動の発生有無を決める一つの要素であり,一般的には専門知識と時間を要するインパルス応答試験によって事前に求められる.本研究では,旋削開始時のランプ状の切削力が広い周波数帯域の入力を含んでいることに着目し,その力によって発生した機械構造の振動をその力で割ることで,切削中に動コンプライアンスを同定する技術を開発する. 本研究では提案技術を突っ切り加工で検証し,本手法で得られた動コンプライアンスと従来技術で得られた動コンプライアンスが概ね一致していることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来では動コンプライアンスを事前に別の試験で同定する必要があり,そのために時間が必要であった.一方で,提案手法では切削のプロセスそのものを利用するため,動コンプライアンスの同定のために別の試験を要さない革新的な技術である.また,切削中の情報を利用するため,将来的には工作機械の内部情報(主軸トルクやエンコーダ情報)を用いることで,その同定をさらに簡易に行える可能性がある.したがって,実用的にも価値が高い技術であることが窺える.
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