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繊維状構造体の肌触り感向上のための手指における能動的および受動的摩擦特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K13675
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分18040:機械要素およびトライボロジー関連
研究機関東北大学

研究代表者

柴田 圭  東北大学, 工学研究科, 助教 (60612398)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード繊維状構造体 / ティシューペーパー / 肌触り感 / すべりやすさ評価 / 能動的摩擦 / 受動的摩擦 / 能動的摩擦特性 / 受動的摩擦特性
研究成果の概要

本研究では,3次元的ネットワーク構造を有する繊維状構造体の肌触り感の向上を目指すため,能動的および受動的摩擦による官能評価間の関係を明らかにし,また,摩擦特性との関係を明らかした.肌触り感の総合評価である好みは,すべりやすさ知覚と極めて強い相関を示し,肌触り感の向上には,すべりやすく感じることが重要であることが明らかになった.能動的および受動的摩擦におけるすべりやすさ知覚は相関関係にあり,人間の無意識のフィードバック制御の介入は見られなかったが,被験者個人による差が大きく見られた.そこで,個人差を縮減する手法を提案し,その結果,摩擦係数とすべりやすさ知覚が相関することを明らかにした.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,従来矛盾が生じる場合も多い,繊維状構造体における手指との摩擦特性と肌触り感との関係について,人間の能動的動作における無意識のフィードバック制御に着目して行ったものである.結果として,人間の無意識のフィードバック制御の介入は見られなかったが,摩擦係数によりすべりやすさ知覚を矛盾なく説明できることを明らかにしている.また,本研究の結果より,摩擦係数の低減が肌触り感の向上に寄与することが明らかとなり,肌に触れる繊維状構造体を有する様々な日用品や工業製品への応用が期待される.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effect of Friction between Facial Tissue Papers and Fingers on Textural Characteristics2019

    • 著者名/発表者名
      Risa Nakane, Hiroaki Honda, Kei Shibata, Takeshi Yamaguchi, Sachiko Takahashi, Hidenori Yorozu, Kazuo Hokkirigawa
    • 学会等名
      International Tribology Conference Sendai 2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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