研究課題/領域番号 |
18K13708
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
河野 貴裕 芝浦工業大学, 工学部, 助教 (30801790)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 光線療法 / アトピー性皮膚炎 / 光物性 / 紫外線 / ふく射伝播 / 光線治療 / 皮膚 / 紫外線療法 |
研究成果の概要 |
紫外線療法では,様々な波長でアトピー性皮膚炎の治療が試みられているため,この治療法で用いられているものと対応した,幅広く,かつ,非侵襲で皮膚の光物性を計測できる計測装置の開発が必要であった.そこで,本研究では,この紫外線波長域に対応した光物性計測装置の開発を行った. さらに,開発した紫外線波長に対応した光物性計測装置を用いて,試験的に日本人の皮膚について,光物性の計測を実施した.紫外線療法では,治療する部位によって,治療成果が異なるとの報告もあったことから,体の部位による光物性の違いを調査するために,手,首,腕の3箇所の計測を行い比較し,体の部位によって光物性が異なるを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,アトピー性皮膚炎に対する紫外線療法について,詳細な作用機序を明らかとし,治療の有効性について皮膚の物性計測からの検討するものであり,これまでにない新たなアプローチとなる.その基盤となる計測装置の開発に成功し,人の皮膚について,非侵襲で計測することが可能であると実証された. 紫外線療法は,アトピー性皮膚炎だけでなく,白斑,乾癬などこれまで治療が困難とされてきた皮膚疾患に対する治療法として期待されていることがある.従って,ここで開発した装置を用いて,紫外線療法の作用機序に関する研究が進められれば,様々な皮膚疾患に対する治療法の発展にも期待できる.
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