研究課題/領域番号 |
18K13710
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
室町 実大 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (50711785)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | イオン性包接水和物 / 相変化 / ガス分離 / CO2 / 結晶 / ハイドレート / CO2回収 / セミクラスレートハイドレート / 相平衡条件 / 準包接水和物 / 相平衡 / CO2分離 |
研究成果の概要 |
アンモニウム塩等のイオン性物質の水溶液から生成する準包接水和物は、特異なCO2ガス分離特性を有していて、常温低圧でガス分離媒体として利用できる。本研究では、メタンや二酸化炭素、水素等の混合ガスについて、相平衡条件の測定やガス分離特性、水和物構造の分析を行い、準包接水和物の特異なガス分離特性のメカニズムと発現条件の解明に取り組んだ。4種類のイオン性物質を用い、水溶液濃度や温度圧力条件等をパラメータとして実験を行った。H2 + CO2混合ガス、CH4 + CO2混合ガスにおいて試験を行ったところ、準包接水和物では同じイオン性物質であってもガス種によって異なるガス分離特性を示すことが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2050年のカーボンニュートラル達成を目指すにあたり、環境適合性の高いガス分離プロセス、CO2回収プロセスが求められている。イオン性包接水和物は常温常圧に近い温度圧力条件で動作するガス分離媒体であり、本研究によって多様なガス分離特性とその拡張可能性が示された。今後さらに研究を発展させることでイオン性包接水和物のガス分離特性を向上させ、経済性や環境負荷の低いガス分離プロセスの開発につながることが期待される。
|