研究課題/領域番号 |
18K13715
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
松原 真己 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40736427)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ゴム材料 / 減衰特性 / X線CT / 機械力学・制御 / 構造・機能材料 / 粘弾性材料 / 微粒子複合化 / 損失係数 |
研究成果の概要 |
微粒子複合ゴムの減衰特性の発現メカニズムを解明するため、X線コンピュータ断層撮影(CT)により、減衰特性とゴム内部の変形挙動の関係を調査した。制振材として、マトリックスとして天然ゴムを、フィラーとしてマイクロメートルサイズのファイバー形状のポリエチレンテレフタレートファイバーを準備した。損失係数は動的粘弾性特性試験機によって同定され、3次元ひずみ分布はCTデータに特徴点追跡法を適用することで取得した。 5 wt%ファイバーをNRに追加すると、損失係数が増加した。実験的に、複合ゴムの非線形減衰は、フィラー/マトリックス境界面の剥離と材料内部のひずみの影響を受けることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
振動や騒音を適切に抑える用途で制振材は多くの場所で使用されている。制振材の主材としてゴムなどの粘弾性材料が用いられており、微粒子複合化によって減衰特性が変化・向上することが知られているが、そのメカニズムは未解明である。本研究では、微粒子が複合化されることで起こる粘弾性材料のエネルギー散逸機構の解明と、その巨視的な性質として現れる減衰特性と配合条件の関係の解明に取り組んでいる。本研究は要求に応じた高機能な減衰特性を有する制振材の創成に寄与できる。
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