研究課題/領域番号 |
18K13742
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
清田 恭平 富山大学, 学術研究部工学系, 助教 (10796519)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リラクタンスモータ / 高効率化 / 特性切替 / スイッチトリラクタンスモータ / シンクロナスリラクタンスモータ |
研究成果の概要 |
低コストであるスイッチトリラクタンスモータが自動車駆動用モータとして注目されているが、鉄損が主損失である低出領域の効率特性に課題がある。モータの効率特性の改善方法として、巻線を切り替えることによるモータ極数変換が知られているが、リラクタンスモータでは物理的に極数を変更することができないため、研究がおこなわれてこなかった。 本研究では、巻線を切り替えることで、極数ではなくモータの種類そのもの、すなわちもう一つのリラクタンスモータであるシンクロナスリラクタンスモータに変更することにより、主に低出力時の効率を改善し、より高出力かつ高効率な自動車駆動用リラクタンスモータの実現を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年排ガス規制等により急速に電気自動車への注目が高まり、その駆動源であるモータの低コスト・高効率化が急務である。そのため、低コストであるリラクタンスモータが自動車駆動用モータとして注目されている。 このような状況下において、リラクタンスモータにおいて巻線を切り替えることによる特性の変更は世界で初めての事象であり、これによりリラクタンスモータのより高効率化が期待される。効率が改善されることにより、低コストモータであるリラクタンスモータの普及が促進され、電気自動車の低コスト化へとつながると期待される。さらに、他の電動機の可変速駆動を行う用途への拡大も期待される。
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