研究課題/領域番号 |
18K13764
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
長谷川 昌也 富山大学, 学術研究部工学系, 助教 (00807844)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | MRI / Non-harmonic Analysis / 超精度解析 / 高分解能 / 超精細技術 / 医用断層撮影技術 / Non-Harmonic Analysis |
研究成果の概要 |
本研究では、超精度解析法であるNHAを医用断層撮影装置であるMRIへ応用し、1.5テスラMRIで可視化が困難な700μm以下の体内深層の微細構造を観察できる超精細技術の開発を行った。実験では、市販の加工肉を物理ファントムとして、提案法によるMRI画像とFFTによるMRI画像を比較した。実験結果から、従来のMRI画像ではコントラストや大まかな組織の分布を観察できるが、微細構造を観察することは困難であった。一方、提案法によるMRI画像は、サイドローブの発生を大きく抑制し、従来のMRI画像では表現の難しい約0.4mmの距離にある強度の疎密分布や微細構造を可視化できている可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRIを用いて現状よりさらに微細な領域を観察するためには、計測データをより正確に解析し、分解能と磁場強度の依存関係を脱却し、既存のハードウェア性能を極限まで発揮する革新的な解析技術が必要である。低磁場MRIの実計測データを超精度解析し、従来は観察できない微小構造を観察できる可能性を示した。
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