研究課題/領域番号 |
18K13777
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
|
研究機関 | 大阪大学 (2019-2020) 奈良先端科学技術大学院大学 (2018) |
研究代表者 |
小蔵 正輝 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (10800732)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 複雑ネットワーク / 制御理論 / 最適化 / 制御工学 / 非負システム / 設計工学 / 確率過程 |
研究成果の概要 |
ネットワークにおける様々なダイナミクスの性質を解析し,さらにそれらを制御するための手法を確立した.感染症ダイナミクスに対しては,二次モーメントと呼ばれる統計量を用いた精度良い解析手法や,マルコフ性と呼ばれる特殊な性質を仮定しない解析手法,社会距離戦略を通じた制御手法などを得た.製品開発プロセスに対しては,最大限の開発結果を得るために限りある人的資源を有効に活用するための最適化手法を得た.これらの結果において重要な役割を果たす幾何計画と呼ばれる最適化手法を用いて,ネットワーク結合した非負システムの様々な指標を効率的に最適化することが可能であることを示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多数のシステムが複雑に結合するネットワークダイナミクスは,感染症伝搬や情報伝播など様々な状況に現れる.ネットワークが大規模な場合,このようなダイナミクスの解析や制御に従来の手法をそのまま用いることは,数値的に効率が必ずしも良いとは限らない.そこで本研究ではこの困難を克服するために,様々な数理に性能が裏打ちされた,数値的に効率の良いネットワーク解析・制御手法を確立した.
|