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スマートコントラクト技術を応用した障害に対して頑健な合意制御の実現

研究課題

研究課題/領域番号 18K13778
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分21040:制御およびシステム工学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

岡野 訓尚  岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (80778209)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードマルチエージェントシステム / ネットワーク化制御システム / 合意制御問題 / 合意制御 / スマートコントラクト / 制御工学
研究成果の概要

本研究では,マルチエージェントシステムの協調制御とくに合意制御に情報通信分野の知見を取り入れ,エージェントの故障や通信障害などに対して頑健な制御則を実現することを目指した.合意制御を用いたネットワーク内のクロック同期に取り組み,通信遅延を考慮した分散同期手法を提案した.さらに,提案法と分散コンピューティングの分野で普及している同期アルゴリズムとの関連を議論した.また,エージェントが送受信する情報の量や種類に制限がある状況を想定し,センサの配置を最適化することによりシステムの状態推定を精度よく行う手法を考案した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

ドローンに代表される移動体の群れや,広範な環境を測定するセンサネットワークなど,複数のエージェントと通信ネットワークにより構成されるシステムが注目を集めている.システム制御の分野では簡易なルールによってシステム全体で共通の目的を達成する分散制御則について従来研究が行われてきた.本研究は,より現実的な状況を想定してエージェントの故障や通信障害に対応できる制御則を目指した.その過程で制御工学に限らず情報通信工学分野の成果を応用し,分野を横断する理論の構築に貢献した.

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 通信時刻情報を利用した有限データレート制御2019

    • 著者名/発表者名
      岡野 訓尚
    • 雑誌名

      システム/制御/情報

      巻: 63 号: 11 ページ: 461-466

    • DOI

      10.11509/isciesci.63.11_461

    • NAID

      130007843025

    • ISSN
      0916-1600, 2424-1806
    • 年月日
      2019-11-15
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 線形最小二乗平均推定を用いたセンサ配置2019

    • 著者名/発表者名
      小原晃, 岡野訓尚, 平田健太郎, 中村幸紀
    • 学会等名
      第62回自動制御連合講演会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 分散型時刻同期アルゴリズムにおける遅延を考慮したオフセット調整則2018

    • 著者名/発表者名
      名賀大輔,岡野訓尚, 中村幸紀, 平田健太郎
    • 学会等名
      第27回計測自動制御学会中国支部学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] Fundamental limitations for stabilization of networked control systems2018

    • 著者名/発表者名
      Kunihisa Okano
    • 学会等名
      SICE Annual Conference, Workshop 1: New Trends in Networked Control
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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