研究課題/領域番号 |
18K13787
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
稲葉 優文 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (20732407)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ダイヤモンド / 選択成長 / 誘電泳動 / 光導波路 / 量子コンピューティング |
研究成果の概要 |
ダイヤモンド基板上に、量子ビットになる窒素-空孔中心を配し、それを光回路で結ぶことを目指した基礎検討として、ダイヤモンドの選択成長技術と、ダイヤモンド微粒子の配列技術に関して研究を遂行した。 SiO2をマスクとして、マスクへのダメージが小さい尖端放電型リモートプラズマ化学気相成長法を用いて、高品質なダイヤモンドの選択成長を達成した。 また、所属が変わったため、誘電泳動によるダイヤモンド微粒子の配列技術に関する基礎検討を行い、ダイヤモンドが配列する条件を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年急速に発展しつつある量子コンピュータ開発において、室温で汎用量子ビットになりうるダイヤモンド中の窒素-空孔中心(NVセンタ)の研究が行われている。NVセンタを量子操作する際、互いの距離が10nm程度と非常に近い報告、別々の場所の量子テレポーテーションに関する報告はなされているものの、実用的な、数マイクロメートル程度の距離での量子通信技術は検討されていない。本研究では、その、中間的な距離範囲での量子ビット同士の量子通信・エンタングルメントが可能なプラットフォームとして、ダイヤモンドのオンチップの光回路の形成に関する技術を検討した。
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