研究課題/領域番号 |
18K13789
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山田 晋也 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (30725049)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ホイスラー合金 / 熱電変換材料 / 薄膜 / 熱伝導率 |
研究成果の概要 |
近年,低環境負荷の新しい熱電変換材料としてFe系フルホイスラー合金(Fe2VAl, Fe2TiSi等)が注目され始めているが,その作製の難しさから信頼性の高い薄膜作製技術開発や物性評価が十分に行われてこなかった,本研究は,Fe系フルホイスラー合金薄膜の作製技術を確立し,バンド構造由来の電気・熱電物性の制御を実証した.また,結晶規則度制御で熱伝導率を制御できる新たな可能性を見出した.Fe系フルホイスラー合金の熱電応用への可能性を広げ,薄膜熱電変換素子の実現に向けた指針を示すものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Fe系フルホイスラー合金は,低環境負荷で高い熱電性能が期待されている一方,その作製の難しさから,信頼性の高い薄膜作製技術の開発や物性評価が十分に行われてこなかった.本研究は,Fe系フルホイスラー合金薄膜の作製技術の確立,電気・熱電特性の制御を実証した点に加えて,これまで議論されてこなかった熱電物性を制御する新たな手法を提言した.低環境負荷の新しい熱電変換材料の薄膜の高性能化の指針を提示した点に,産業,学術面の両方で大変意義のある研究であるといえる.
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