研究課題/領域番号 |
18K13818
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
近広 雄希 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (10778905)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 緊急橋 / シザーズ橋 / 補強最適化 / 耐震性能 / 緊急仮設橋 / 展開構造 / 耐震安全性 / 補強・補剛 / シザーズ構造 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,トラス化を意識したシザーズ型緊急橋の補強手法を提案し,それらが力学特性や耐震性能の変化に及ぼす影響を明らかとすることにある。この補強は架橋後の後付けを想定しており,床版の設置位置に応じた最適な部材剛性や補強レイアウトを数値最適化により提案した。適切に補強することで,シザーズ型緊急橋の性能を大きく向上させることができると解析と実験により明らかとした。また,地震応答解析でも無補強状態からの耐震安全性の向上を確認できた。すなわち,被災現場でシザーズ型緊急橋に補強材を施すことにより,その安全性を保障できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は,簡易な補強により柔軟で揺れやすいシザーズ型緊急橋の剛性を高め,現場安全性を向上させることにある。適切な補強を施すことによって,スパンや耐荷重を向上させ,緊急仮設橋としての適用範囲を広げられる可能性を持つ。また,より軽量な補強部材を用いて最大限の補強効果を得ることは,コストの低減だけでなく現場での作業性を高めることができ,緊急仮設橋の利便向上にも繋がる。
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