研究課題/領域番号 |
18K13833
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アオコ発生 / 藍藻制御 / 極端な光 / 酸化ストレス / 水生植物のアレロパシー / 生理と形態パラメータ / 生物の相互作用 / ストレス回復 / Allelopathy / Complex / Extreme light / Interactions / Light stress / Macrophytes / Stress recovery / Varying light / Antioxidants / Macrophyte Interactions / Oxidative stress / Hydrogen peroxide / Proxidase / Diurnal variation / Light intensity / アオコ / 環境ストレス / 活性酸素 |
研究成果の概要 |
短時間の強光を用いることで藍藻の生育を抑制することができる。強光によって、それらの生理と成長行動が変化する。藍藻の酸化ストレスは光強度の増加とともに増加する。しかし、反応は種異的である。長時間の極端光 (850~900 PAR)では、細胞は強光照射に適応している。ストレスが解消されると、細胞は積極的に回復する。暗黒暴露(30日)は藍藻を完全に変色させるが、迅速に回復する。単独の極端光は藍藻の生育を有望に抑制できないことが理解できる。水生植物のアレロパシーは異なる光条件を結合することで有効に藍藻の生長を抑制できる。この研究の結果、強光とアレロパシーを組み合わせることで藍藻を抑制することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水システムでの藍藻の生長は大きな問題である。飲用水問題、中毒、嫌な匂いと審美価値の喪失により、藍藻は社会に影響を与える。しかも、Egeria densaは侵襲的な大型植物である。地球温暖化により、日本を含めてE. densaの伝播が増加する。現在の研究結果により、侵入種の生産利用は生物学的に藍藻の生長を抑制できることが分かった。この方法は藍藻の物理と化学制御と比較して、より安全で費用効果がある。極端な光照射による細胞硬化と藍藻の積極的な曝露後の回復は新たな発見である。生理パラメータと形態パラメータとの関係が得られる。これらの関係は藍藻の生育やストレスのシミュレーションや予測に重要である。
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