研究課題/領域番号 |
18K13835
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 九州大学 (2020) 岐阜大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
丸谷 靖幸 九州大学, 工学研究院, 助教 (50790531)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 気候変動 / 流域圏 / 物質循環 / 流出モデル / 陸域生態系モデル / 再解析データ / 陸域物質循環モデル / 水文流出モデル / 擬似観測データ / 水・物質動態 / 分布型水文・物質動態モデル / 物質動態 / 炭素 |
研究成果の概要 |
世界中において気候変動が問題となっており,豪雨に伴う河川氾濫などの被害が頻繁に生じている.この気候変動の要因の1つである炭素を主な研究対象として,流域圏における温室効果ガスの源である炭素(物質)の流出機構の解明を主な目的として研究を実施した.本研究では,分布型水文流出モデル(水工学)と陸域生態系モデル(森林生態学)といった異なる研究分野で開発された数値モデルの統合により,物質流出機構を解明することを試み,両モデルをオフライン結合ではあるものの,統合化することが可能となった,また,気象観測データが乏しく適用が難しい地域でも本モデルによる解析を可能とするため,疑似観測データ作成手法の開発も行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境物質(炭素を含む有機物や栄養塩)による流域圏での影響が顕在化するまでには非常に長い年月が必要となる.また,近年の人口減少や少子高齢化社会において,流域利用などが変化していくことが予想される.そのような環境下において流域環境を保全していくには,物質を物理的かつ定量的に推定・予測可能な手法が望まれる.そこで本研究で構築した分布型水文流出モデルと陸域生態系モデルの統合化モデルの活用ならびに改良することで,流域における物質動態を定量的かつ長期的に推定することが可能となり,流域環境評価および保全に貢献することが可能となる.
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