研究課題/領域番号 |
18K13844
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水谷 大二郎 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教 (30813414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アセットマネジメント / インフラマネジメント / 最適化 / 補修・規制施策 / 補修同期化 / 簡便的ルール / 動的計画法 / 維持管理 / 統計学 / インフラ廃棄問題 / 画一的維持管理ルール / インフラネットワーク |
研究成果の概要 |
社会基盤施設の公共性を考えると,管理者はその価値を最大化するようにアセットマネジメントを行ってゆく必要がある.一般的に,社会基盤施設は複数の部材などの要素により複合的に構成されている.本研究では,これらの要素に対する補修行為において,隣接した要素の同時補修を考慮し,ライフサイクル費用の更なる低減を図るための方法論を開発した.具体的には,劣化が進展し必ず補修すべき要素からどの程度離れていてどの程度劣化している要素を同時補修すべきかという問題を考え,補修意思決定の基準を導出するための方法論を提案し,実在の規模の社会基盤施設においても,提案方法論が有用となることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会基盤施設を構成する複数の隣接要素の同時補修決定問題は,組合せ爆発が問題となる最適化問題となることが知られていた.本研究では,このような問題に対して,簡便的な補修・規制ルールに基づき補修・規制施策を導出するための方法論を提案している.このように簡便的なルールを用いるという点は,従来の関連研究と一線を画し,また,導出された結果が煩雑でなく実務における意思決定の基準としても有用となると考える.
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