研究課題/領域番号 |
18K13849
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2020) 京都大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
瀬木 俊輔 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50762382)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | サプライチェーン / 物流 / 在庫管理 / 商店 / 物流センター / 立地論 |
研究成果の概要 |
本研究は、小売企業の在庫管理戦略(在庫の発注タイミングやロットサイズ、在庫切れを防ぐための安全在庫の積み増し)を明示的に考慮した、商店と物流センターの立地均衡モデルを定式化した。このモデルを分析することにより、都市内道路整備による物流の円滑化が、都市内物流センターやチェーン店の立地パターンを再編する効果と、消費者の買い物利便性を改善する効果を有することを示した。さらに本研究は、実際の都市圏を対象とした立地均衡モデルの活用に向けた基礎的技術の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な独自性と意義は、商品の需要変動リスクの物流センターへの集約という観点から、道路上の旅行時間と、企業が決定する商店・物流センターの立地の関係を明示的に表現した、立地均衡モデルを定式化した点にある。社会的な意義は、都市内道路整備がもたらすストック効果に関する、新しい知見を得たことである。とりわけ、物流の円滑化が、都市内の商店数の増加を通じて、消費者が居住地の近隣で買い物を行える環境の創出をもたらしていることを明らかにした点は、本研究の主要な成果である。
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