防災行動定着のためのダイアローグマネジメント手法の開発

• 研究課題/領域番号: 18K13851
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分22050:土木計画学および交通工学関連
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 長曽我部 まどか 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (50757268)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2021-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2020年度)
• 配分額: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: ワークショップ / テキストマイニング / アンケート / 新聞 / 防災 / 集落 / 共助活動 / 住民参加 / ニュースサイト / 新聞記事 / 機械学習 / 防災計画 / 地区防災計画 / ダイアローグ・マネジメント

研究成果の概要

防災ワークショップでは，参加者が学習し情報を共有することのみに留まらず具体的な解決策を提案し実行することが求められている．すなわち「提案や行動を促す話し合い」を行う必要がある．そのためには，話し合いの構造を明らかにすることに加え，住民の行動の要因を明らかにする必要がある．本研究では，中山間地域を対象として(1)住民の話し合いに着目した研究と(2)集落活動に着目した研究を行った．

研究成果の学術的意義や社会的意義

自主防災組織をはじめとする新たな活動を集落で行うためには，既存の集落活動との関連性を考慮することが重要である．また住民に活動への参加を促すためには，地域貢献のみならず生きがいや能力の活用といった利己的な動機も提供することが効果的である．防災ワークショップでは，参加者が集落活動と防災活動，自助と共助のつながりを発見できるような話し合いの設計とファシリテーションが必要である．

研究成果

• [雑誌論文] 市民組織の種類に着目した参加動機の特徴分析 (2021)
  • 著者名/発表者名: 長曽我部まどか，桑野将司，谷本圭志
  • 雑誌名: 土木学会論文集D3（土木計画学） 巻: 76 号: 5 ページ: I_101-I_111
  • DOI: 10.2208/jscejipm.76.5_I_101
  • NAID: 130008027937
  • ISSN: 2185-6540
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Analysis on the Temporal Transition of Social Issues Related to Disaster Prevention Using Text Data (2021)
  • 著者名/発表者名: Chosokabe, M., Tanimoto, K. and Tsuchiya, S.
  • 雑誌名: the GDN 2021 Springer LNBIP Conference Proceedings 巻: -
  • 査読あり
• [雑誌論文] Design of Small Group Discussion Using the Framework of Business Process Management: The Case of Japanese Participatory Planning Process (2020)
  • 著者名/発表者名: Chosokabe, M., Tanimoto, K. and Tsuchiya, S.
  • 雑誌名: Proceedings of the 2020 Group Decision and Negotiation 巻: -
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Topic Extraction from the Discussion Data of Community Disaster Risk Management Workshops (2018)
  • 著者名/発表者名: Sakakibara, H., Mori, S., Chosokabe, M., Kamiya, D., Yamanaka, R., Miyaguni, T., Nishie, T., Mitsuhashi, H. and Tsukai, M.
  • 雑誌名: Proceedings of the 2018 IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics 巻: - ページ: 462-467
  • DOI: 10.1109/smc.2018.00088
  • 査読あり