研究課題/領域番号 |
18K13857
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 富山県立大学 (2019-2020) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
端 昭彦 富山県立大学, 工学部, 講師 (70726306)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腸管系ウイルス / 健康関連微生物 / 大腸菌 / 不活化率 / 水環境 / 健康関連ウイルス / 感染リスク評価 |
研究成果の概要 |
河川水等の環境水試料を対象に,水試料中のウイルス,細菌同時濃縮手法として,中空糸UF膜を用いた手法を確立した.これを用い,幅広い水試料を対象に,ウイルスの定量を試みた.定量に際しては活性に基づく定量法と遺伝子数に基づく定量法を適用し,両者の比較により不活化率の推定を試みた.ウイルスの不活化率は夏季や消毒剤の存在時に高くなる傾向にあった.特にこれらの条件下では,遺伝子定量に基づくウイルス定量値は感染リスク評価に際し過大評価を与えることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水中の病原ウイルスに由来する感染リスクを管理する上では,感染力を有したウイルスの存在状況やウイルスの不活化度合いの評価が重要となる.現在,遺伝子検出技術を用いた水中ウイルスの定量が幅広く行われているが,本技術では感染力を失ったウイルスも検出されてしまう.本研究では,感染力を有したウイルスの定量に主眼を起き,このための手法開発・適用を試みた.感染力評価と遺伝子検出を併用することで,ウイルスの不活化評価も可能であると考えられ,これらにより感染力を有したウイルスの存在状況やウイルス不活化に影響する環境条件等を明らかにした.
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