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次世代の多機能CLTの開発 - 革新的な高耐火・高断熱の構造部材 -

研究課題

研究課題/領域番号 18K13870
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分23010:建築構造および材料関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

鷹野 敦  鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (70778092)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード直交集成板 / 準耐火 / 高断熱 / 外壁 / CLT / 断熱性能 / 耐火性能 / 多機能化 / 耐火 / 断熱 / 建築構造・材料 / 木質材料
研究成果の概要

社会の脱炭素化へ向け、建築分野では木材の利用促進が重要な課題となっている。その中で、CLT(直交集成板)に代表される「塊」としての木材の利用が高い関心を集めている。本研究では、CLTが厚手のラミナ(挽板)の積層であることに着目し、異なる樹種や加工・改質を加えたラミナを組み合わせることで「防耐火性能」と「断熱性能」を同時に向上させる技術の開発に取り組んだ。主な研究の成果として、断熱材や不燃材等の2次部材を必要とせず、現行の燃え代設計と同等の部材厚さで1時間準耐火性能と規定の断熱性能(熱貫流率0.35または0.53W/m2・K)を満たす純木質の外壁部材の構成を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CLTの性能を高め、単体で複数の機能を担うことで建物の構成が単純化され、1)化石燃料由来の材料(断熱材やプラスターボード等)の使用削減、2)建設/メンテナンス/解体作業の容易化、3)解体建材のリサイクル率の向上など、環境的・経済的な効果が生まれる。このように、付加価値を持ったCLTの開発は、我が国の木質構法の発展と、木材の使用増加を通した林産業の活性や地球環境の保全に貢献する。さらに、若い世代へのリーズナブルかつ高品質な住宅や、被災地での仮設住宅への利用といった可能性も持ち、社会的な課題にも貢献する。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 多機能CLTの開発2020

    • 著者名/発表者名
      中村恭子、鷹野敦、池畑裕貴、柴田未来
    • 学会等名
      2020年度日本建築学会九州支部研究発表
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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