研究課題/領域番号 |
18K13871
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
崎原 康平 琉球大学, 工学部, 准教授 (20647242)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 塩害 / 飛来塩分 / 機械学習 / 環境作用 / 維持管理 / 風況 / 波浪 / 暴露試験 / 拡散方程式 / 人工知能 / 耐久性 / 数値解析 |
研究成果の概要 |
本研究では,地域毎で異なる環境作用を考慮した飛来塩分を定量的に予測することを目的として,沖縄県および新潟県で現地観測された飛来塩分データや公開されている気象や波浪データ,さらに空中写真から測定した消波施設の距離や砂浜幅等の各種情報から,機械学習を用いて飛来塩分の予測を行い,その妥当性を検討した.その結果,各地域における飛来塩分の傾向を予測できることを確認した.さらに,地域毎で異なる環境作用を適切に設定することで予測精度が向上することを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果より,現地観測された飛来塩分データや公開されている気象や波浪データ,さらに空中写真から測定した消波施設の距離や砂浜幅等の各種情報から,機械学習を用いて定量的な飛来塩分の予測が行えることが示された.また,地域毎で特徴量が飛来塩分予測に与える影響が異なることが明らかとなり,精度の良い機械学習を行うためには,重要度等を参考にして地域毎に適切な特徴量を選択する必要があることが示された.本研究は,地域毎で異なる環境作用を考慮した塩害環境評価技術を確立するための基礎研究として位置づけられ,沖縄県だけでなく四方を海に囲まれた東南アジア諸国にも本研究成果の応用が期待できる.
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