研究課題/領域番号 |
18K13880
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
劉 城準 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (30783394)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 経気道暴露 / PTV / CFD / 吸入毒性 / 室内空気質 / 数値人体モデル |
研究成果の概要 |
本研究では,室内空気汚染による健康影響を定量評価するための吸入毒性試験への適用を目的とし,PTV計測を基にしたサロゲート実験動物ならびにヒトの気道内速度場計測技術の開発に取り組んだ.更に,サロゲート実験動物とヒトの数値気道モデルを作成し,PTV計測結果によるCFD解析結果の予測精度の検証を行うと共に,Euler-Lagrange系の微粒子拡散場解析を実施した上で,その予測精度検証と気道内微粒子輸送に関する数値解析モデルの高精度化に取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気道内流れは,幾何形状が複雑で,層流から乱流への遷移を含む複雑流れ場であり,その解明は流体工学分野で学術的な意義を有すると共に,医学分野への貢献も期待できる学際的な研究課題である.本研究では基礎実験に加えて,Euler- Lagrange系のCFD解析手法の開発も目指すが,この数値解析モデルは吸入毒性試験や薬物搬送システムの開発を行う場合の代替試験法としても有望であり,医-工連携分野の成果として波及効果が期待できる. 本研究で実施するサロゲートモデルの気道内速度場・温度場・粒子拡散場計測は,報告例が非常に少なく,測定対象の設定そのものにも大きなチャレンジと学術的特色・独自性がある.
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