研究課題/領域番号 |
18K13881
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松鵜 さとみ (松鵜さとみ) 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (10713349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 微生物 / 地中冷温熱 / 真菌 / PCR / カビ毒 / 濾過捕集 / アースピット / 遺伝子解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで日本建築学会環境基準(AIJES-A008-2013)に則った方法で、アースピットを有する建築物において、空中浮遊菌サンプラーを使用して浮 遊真菌を採取し、解析を行った。その結果以下の知見が得られた。 (1)空中浮遊菌サンプラーで測定した浮遊真菌濃度は、全ての測定点で日本建築学会規準(維持管理基準:50CFU/m3)を超えていた。特に、アースピット内は外気よりも高濃度で、I/O(室内濃度/外気濃度)比は10倍以上ととても高かった。(2)アースピット内の温湿度環境は、冬期以外は真菌の増殖に適した環境となっていた。(3)アースピット内では、毒素産生菌を検出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本建築学会規準(AIJES-A0008-2013)に則った方法でアースピットを有する建物で空中浮遊菌サンプラーを用いて浮遊真菌を採取し、これらを市販のDNA抽出法・PCR法解析キットを用いて遺伝子解析を行い、真菌菌種を同定した。 その結果、(1)菌種が同定されたサンプルのうち、Cladosporium属、Penicillium属、Aspergillus属が優勢であった。(2)毒素産生真菌が複数検出された。このうち1種は、外気とアースピット内の両方で確認されており、外気導入でアースピット内に入り、生育したことが推測された。(3)アースピット内の真菌汚染には今後も注意が必要である。
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