研究課題/領域番号 |
18K13893
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
佐倉 弘祐 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (90757220)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 都市型農園 / SDGs / コミュニティガーデン / 市民ガーデン / トリノ / ローマ / 地元企業 / 都市部と都市周辺部 / ラテン文化圏 / 地理的境界 / 社会的境界 / 経済的境界 / 都市の余白 / 第7回国際ユース環境会議 / 2019年度日本建築学会大会 / 都市空間的視点 / 南欧諸都市 / 長野市 |
研究実績の概要 |
2022年度の実績としては、『まちを変える都市型農園』刊行記念イベントシリーズ「農から建築を問いなおす」のゲストとして登壇し、現在までの研究成果を発表する機会を得た。発表では、①南欧諸都市の都市型農地を調査していく中で、農地ごとの空間デザインの差異はほとんどなく、隣接する施設や公共空間との繋がり方や複数の農地間での繋がり方に都市ごとの個性が見出せること、②そのような繋がり方の中で「建築」が果たす役割は中心的なものではなく農地と何かを繋ぐ「媒介」として機能していることを明らかにした。日本の大学の建築学科の設計製図では当然のことながら、建築を中心としたものの見方が教育されてきた。しかしながら本研究のような「繋がり」を重視した建築の見方も修得することで、これからの時代に適した建築を構築できる可能性がある。 また著書『信州大学佐倉研究室プロジェクトブック2022』を刊行し、著書の中でこれまでの研究成果を記載して、広く発信することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度に国内外の研究協力者を招聘して国際シンポジウムを開催する予定であったが、スペインの研究協力者がコロナ禍で現地での仕事に支障をきたしており、実施を取りやめることとしたため。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に取りやめることとなった国際シンポジウムを2023年度に開催する。取りやめる原因となったスペインでのコロナ禍の影響も2023年度にはだいぶ改善される見込みがあり、スペインの共同研究者の同意も得られている。また国際ワークショップの開催に併せて、申請者が長野市善光寺門前界隈で実施しているコミュニティガーデン「まち畑プロジェクト」でのワークショップも開催して、科研費研究終了後の継続的な研究交流を図る。
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