研究課題/領域番号 |
18K13906
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 釧路工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松林 道雄 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 助教 (50804671)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | BIM / 属性情報 / 形状情報 / 要素間の関係 / 建具 / 漏水 / 既存建築ストック / 維持管理 / 空間情報 / 視覚化 / 配管 / 予防保全 / 維持更新 / 類似要素 / データ構造 / 修理記録 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、3次元の建築情報モデル(BIM: Building Information Model)が持つデータ構造を踏まえて、過去の建物故障の修理記録と関連づけて利用する手法の開発を目指し開始した。 BIMが持つデータ構造を意識した手法として2種類を開発した。一つは起点となる要素(建具)からBIMデータをたどって関連のある別クラスの要素(壁、部屋)にアクセスし、これの属性情報を取得し活用する手法である。もう一つはBIMデータ中の異なるクラスの要素どうし(例えば、部屋と配管)を重ね合せ、これら共通部分の形状情報を取得する手法である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、BIM中の個々の要素が持つ形状情報または属性情報だけでなく、あらかじめ定義されているクラス間の関係も利用するという、設計情報活用の新しい一面を提示した点に新規性があると考える。 社会的意義としては、既存の媒体である紙またはCADによる設計図面と比較した際に、これらでは実現できないような設計情報活用のあり方を提示できた点に大きな意味を持つ。建物の維持管理場面において、設計・施工時に構築されたBIMを活用する際の参考になり得る知見と考える。
|