研究課題/領域番号 |
18K13948
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新井 崇俊 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (10726574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 集配送計画問題 / 買い物代行サービス / 食料品アクセス問題 / 積み替え / タブーサーチ / 地域計画 / タブー探索法 / 施設配置問題 / シュタイナー問題 / タスクシェア / 配送計画問題 / 局所探索法 / シェアリングエコノミー / 配送システム |
研究成果の概要 |
地域の小売店等の減少により,過疎地域のみならず都市部においても,住民が食料品の購入や飲食に際し日常的に不便を感じる食料品アクセス問題が社会問題となっている.この問題は,外出が困難な状況下においてより顕在化される.このような状況下で,デリバリ・プロバイダによる買い物代行サービスは,需要者にも供給者にもメリットが大きいため注目されている.本研究では,水平タスクシェア型配送システムに着目することで,顧客(需要者)からの要求数に関わらず発注・受注の紐づきを無視しながら,買い物代行サービスを集荷・配送タスクに部分問題化できるというアイデアに基づく近似解法を構築しその有効性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構築した水平タスクシェア型配送モデルの有効性を検証するとともに,要求数やエージェント数の変化に対する移動コストの変化,水平タスクシェアという観点から望ましい目的関数値間の関係を明らかにし,要求一つに対し複数の集荷地点があるという状況においても,高効率なサービスが提供できることを示した.また,タスクシェアを前提とした集配送計画問題の発展的な問題,例えば,乗り換えや積み替えを許した,乗り合いタクシー問題,貨客混載を前提とした集配送計画問題等は,近年注目される新たな問題であるが,本研究は,このような研究課題にも接続できる.
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