研究課題/領域番号 |
18K13949
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 福井県立大学 (2020) 早稲田大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
中井 美和 福井県立大学, 経済学部, 准教授 (30778080)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | エネルギーリテラシー / 中高生 / エネルギー選択 / ESD / 親子調査 / 小中高生 / 気候変動教育 / 教育効果 / エネルギー教育 / エネルギリテラシー / 教育の波及効果 |
研究成果の概要 |
本研究ではリテラシーと適切なエネルギー選択には正の関係があると仮定し、リテラシーの向上、ひいては、望ましいエネルギー選択を誘発させるエネルギー教育の在り方に関して具体的な政策提言を行うことを目的とした。中高生に教育すべきエネルギーリテラシーの特定化を行い、リテラシー評価手法を開発した。測定を行なった結果、中高生のエネルギーリテラシーは十分な程度に達していないことが明らかになった。とりわけエネルギー利用が環境に与える影響に関する知識は不十分であった。さらに、リテラシー向上に寄与しうる授業形態についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域分散型エネルギーシステムへの移行に向けて、技術革新やエネルギーシステム改革の在り方など、供給サイドに着目した研究が多く見受けられる。一方、本研究では需要サイド、とりわけ、将来のエネルギーシステムを担う将来世代を対象とし、再生可能エネルギー主体の分散型電源からの電力購入を誘引する方法として、エネルギーリテラシーに着目した。これまで構築されてこなかった中高生向けのリテラシー評価手法を開発したことで、リテラシーの現状把握や教育効果の検証が実施可能となった。また、リテラシー向上に寄与する教育の在り方を明らかにし、教育へのフィードバックを行う点にも学術的・社会的意義があるといえる。
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