研究課題/領域番号 |
18K13951
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 東都大学 (2021) 東京電機大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
土井根 礼音 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 助教 (20784424)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 疲労 / 機械学習 / 視覚 / 視覚による疲労 / 重回帰分析 / エネルギー消費量 / 操船者 / 肉体的疲労 / スマートデバイス / IoT / AI |
研究成果の概要 |
船舶事故原因の79%は人的要因によるものと報告されており,その原因の一つには疲労がある.本研究の目的は,操船の妨げになることなく,遠隔で操船者の肉体的疲労度を測定し,肉体的疲労度が危険領域に達した際にアラームを発信する,人工知能を用いた操船者の肉体的疲労を対象とした遠隔アラームシステムの開発である.本研究では,生体の肉体的疲労度をエネルギー消費量として捉え,操船者の肉体的疲労度の予測に有効な指標を検討した.AIを用いた操船者の肉体的疲労度の予測には,腰部の動揺と重心動揺が重要な指標である可能性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は海上貿易が盛んである一方,船舶事故の防止が課題となっている.操船者の腰部の動揺や重心動揺により,操船者の肉体的疲労度を早期に予測し,スマートデバイスへのアラーム発信が可能となれば,操船を妨げることなく,船舶事故を未然に防ぐことが可能となる.また本技術と,既に他の研究グループにおいて開発されているスマートデバイスを用いた精神的疲労の計測システムを組み合わせることで,教育機関における学生の疲労度やストレス状態のモニタリングなどへの応用が期待される.
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