研究課題/領域番号 |
18K13960
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 東京海洋大学 (2019-2022) 東海大学 (2018) |
研究代表者 |
福田 厳 東京海洋大学, 学術研究院, 助教 (10734478)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | AIS / OZT / OZT密度 / 衝突ゾーン / バーチャルブイ / LOPC / LOPC密度 / 相関 / 衝突ゾーンの見える化 / ビッグデータ / 航行妨害ゾーン / 衝突 |
研究実績の概要 |
これまでの研究において、過去に船舶 の衝突が発生した付近はOZT密度が相対的に比較したときに、最も高い値ではなく、ある一 定値付近にあることが判明した。これにより、OZTつまり衝突ゾーン が多く発生しているような海域では航海士は注意して航行しているため過去に衝突が発生していないが、OZT(衝突ゾーン)は発生しているが、そこまで高い値が 出ていない場所では、航海士が不注意となり衝突が発生している可能性があることを示すことができた。さらに、バーチャルブイ設置後の交通流として、バーチャルブイ3号(一番太平洋側)付近では東京湾から千葉方面に向かう船舶および 東京湾に入港する船舶同士で新たにOZT密度が相対的に高い海域が発生しており、この値が過去に衝突のあった場所のOZT密度と近いことが判明した。この海域は 今後、継続的に分析していく必要があるとした。そのため2022年度においては、当該海域の分析を引き続き継続して行うと共に学会に参加し当該研究に関わる最新の情報集収および研究者との意見交換を行った。さらに、これまでの研究成果および研究過程から、AISを用いた分析において位置情報に誤差があり、現在規定されているAISの位置精度を満たせていない可能性があることを見出した。その他の点についても課題を見出し、その成果をまとめ当該年度8月に論文投稿を行った。ただし、2023年5月現在、査読結果が届いていない状況である。ジャーナルに問い合わせたところ、査読1件が終了、他2件が査読期限までに査読が届かなかったとの知らせを受けた。近日中に担当者間で話し合い結果を知らせる旨の連絡があった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していたOZT密度による分析の成果を2021年度に発表できたことが理由である。また、研究成果および研究過程から判明したAISを用いた分析における課題について論文を投稿できたことも理由である。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、OZT密度に関する研究を進める。また、現在投稿中の論文がアクセプトされることを目指し、修正等を行っていく予定である。
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