研究課題/領域番号 |
18K14000
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
江島 広貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00724543)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 水中接着 / バイオミメティクス |
研究成果の概要 |
近年ムール貝の接着タンパク質中に多く含まれるジヒドロキシフェニルアラニンが水中接着剤開発の鍵になるのではないかと大きな注目を集めている.本研究では,フェノール性水酸基の数を系統的に変化させたポリマーを合成し,同一条件下で接着強度を比較することで,水酸基の数と接着強度の相関を調べた.その結果,三つのフェノール性水酸基をもつガロール基が特に優れた水中接着特性を示すことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外科手術においては臓器,組織の接着や局所の止血,体液の流出防止を必要とする場面が数多く存在する.しかし,現状の手術用接着剤は湿潤組織に対する接着強度が十分ではないという課題が残っている.本研究では海洋生物が水中で接着するメカニズムに学び,高強度の水中接着剤の合成に成功した.この過程で高強度な手術用接着剤を設計するために役に立つ新たな分子設計指針が得られた.
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