研究課題/領域番号 |
18K14001
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
植松 英之 福井大学, 繊維・マテリアル研究センター, 准教授 (80536201)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 強化繊維 / 熱可塑性高分子 / 界面接着性 / 破壊様相 / 相互作用 / 高分子構造 / 炭素繊維 / ガラス繊維 / 結晶構造 / 接着性 / 分光分析 / 高分子結晶構造 / 熱可塑性樹脂 / 配向 / 結晶 |
研究成果の概要 |
炭素繊維やガラス繊維などの高強度繊維と熱可塑性高分子の複合材料において、空間分解能が1μmである顕微ラマン分光分析を強化繊維近傍での熱可塑性高分子の構造評価に用いた。強化繊維近傍での熱可塑性高分子の構造や強化繊維と熱可塑性高分子の相互作用が強化繊維と熱可塑性高分子の界面接着性に影響することが明らかにされた。炭素繊維の表面粗さが高分子の結晶形成に寄与することも新たに示された。以上より、界面接着性を理解するための新たな概念を示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炭素繊維やガラス繊維などの高強度繊維と熱可塑性高分子の界面接着性が繊維と高分子の組み合わせ、繊維表面の粗さに起因することが新たに示されたため、リサイクル性に優れた複合材料の新たな設計指針が示された。新たな設計指針は、リサイクル可能でかつ軽量化が求められている、自動車、風力発電の羽、航空機などの産業に貢献できる。ナノメートルサイズの表面粗さが高分子の構造に影響する知見は、新たなナノテクノロジー革新に寄与できる可能性を秘めている。
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