研究課題/領域番号 |
18K14003
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
越智 里香 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 助教 (80709618)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 金属-有機構造体 / 軽金属イオン / バイオ材料 / 薬剤担持体 / 生体分子 / 金属―有機構造体 / 金属-有機構造体 / ドラッグデリバリー / 糖脂質 / ペプチド / 軽金属カチオン / 配位高分子 / 多孔性金属錯体 / 自己組織化 / ドラッグリリース / ナノ材料 |
研究成果の概要 |
金属-有機構造体(MOF)は金属イオンと有機配位子のからなる多孔性材料であり、近年ではドラックデリバリーシステムにおける薬剤担持体としても注目されている。本研究では、カルシウムやナトリウムなどの軽金属と、生体分子(糖、ペプチド、脂肪酸)からなる有機配位子を用いることで生体親和性と水中安定性を兼ね備えた軽金属MOFの構築を検討した。 これまでに、有機配位子ライブラリの合成に成功している。さらに得られた有機配位子を用いて軽金属MOF合成を試み、MOF候補である結晶粉末を得ている。引き続き、MOFの結晶構造同定ならびに水中安定性、薬剤担持能などの機能評価を実施する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MOFを薬剤担持体として利用するには、生体親和性と水中安定性を兼ね備える必要がある。本研究は、低毒性が期待できる軽金属カチオンと糖ペプチド型有機配位子を用いることで生体親和性と水中安定性さらには酵素応答性(薬剤放出制御能)をMOFに付与するという新たな試みであり、MOFを薬剤担持体などのバイオ材料として利用するうえで重要な知見を与えうるという点で、学術的意義は大きいと考えている。
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